30代後半で簿記2級を学び直した理由|学生時代は苦手だった簿記がキャリアチェンジにつながった

体験談

30代後半になって、簿記2級を取得しました。

ただ、私はもともと簿記が好きだったわけではありません。

高校は商業科だったので、学生時代に簿記の基礎は勉強しています。

それでも当時は簿記が苦手で、興味を持って勉強していたわけでもありませんでした。

そんな私が、社会人になってから改めて簿記を勉強することになりました。

きっかけは、30代後半になって営業から別の職種へ変わりたいと考えるようになったことです。

それまで営業職として10年以上働いてきた私にとって、職種を変えることは簡単なことではありませんでした。

そこで、「自分が少しでも経験したことのあるものは何だろう」と考えたときに思い浮かんだのが、学生時代に勉強した簿記でした。

今回は、学生時代には苦手だった簿記を、なぜ30代後半になって学び直したのか。そして、簿記2級を取得してから実際に経理を担当するまでのことを書いてみたいと思います。

学生時代は簿記が好きではなかった

高校は商業科だったので、簿記の授業がありました。

そのため、社会人になって初めて簿記に触れたわけではありません。

仕訳などの基礎的なことは、学生時代に一度勉強しています。

ただ、当時の私は簿記にあまり興味がありませんでした。

高校にはスポーツ推薦で進学していたこともあり、勉強そのものに強い関心があったわけではありません。

簿記についても、「将来この知識を使うかもしれない」と考えて勉強していたわけではありませんでした。

むしろ、私にとっては苦手な科目でした。

当時は、意味をよく理解しないまま言葉や仕訳を覚えていた部分もあったと思います。

「なぜこの処理になるのか」というところまで考えることは、あまりありませんでした。

そのため、卒業して営業職として働き始めてからは、簿記のことを特に意識することもありませんでした。

まさか何年も経ってから、その簿記をもう一度勉強することになるとは、学生時代の自分は考えてもいませんでした。

30代後半になって営業から職種を変えたいと思った

社会人になってからは、営業職として10年以上働いてきました。

営業の仕事を続けてきましたが、30代後半になった頃から、この先もずっと営業を続けていくのかを考えるようになりました。

そこで、営業以外の職種へ変わる可能性について考えるようになりました。

ただ、それまでの経験のほとんどは営業です。

「営業以外に、自分には何ができるのだろう」

そう考えると、簡単に答えが出るものではありませんでした。

そこで思い出したのが、学生時代に勉強した簿記でした。

少しでも経験したことがある。

それなら、もう一度きちんと勉強してみよう。

そう考えるようになりました。

もし簿記の知識を身につけることができれば、経理という仕事へ移る可能性もあるのではないか。

当時は、そんなことを考えていました。

もちろん、簿記2級を取れば経理の仕事ができると簡単に考えていたわけではありません。

実務経験がないことも分かっていました。

それでも、営業から別の職種へ変わるために、今の自分が身につけられるものを考えたとき、簿記は一つの候補になりました。

これが、私が簿記を学び直すことになったきっかけです。


30代後半でキャリアチェンジを考えたときに、最初に考えていたことについては以前の記事で書いています。

大人になってから勉強すると、学生時代とは見え方が違った

改めて簿記を勉強してみて、学生時代とは少し違った感覚がありました。

学生時代には、意味がよく分からないまま覚えていたような言葉が、社会人になると普通に耳に入ってきます。

売上。

経費。

利益。

資産。

負債。

こうした言葉は、仕事をしていると日常的に聞くことがあります。

そのため、以前はただの勉強だったものが、「これは仕事で聞く言葉だな」と思えるようになりました。

例えば、単純に言葉を覚えるだけではなく、「この数字は会社の中で何を表しているのだろう」と考えることができるようになりました。

学生時代には、問題を解くために覚えていたようなことも、社会人になってからは仕組みを理解しながら勉強できるようになったと思います。

もちろん、30代後半になってからの勉強なので、覚えることが簡単だったわけではありません。

それでも、学生時代とは違って、実際の仕事と結びつけながら考えられたことは大きかったです。

昔は苦手だった簿記ですが、大人になってから学び直すことで、少し違った見え方をするようになりました。

簿記2級は思っていた以上に難しかった

簿記3級を学び直した後、さらに2級の勉強へ進みました。

ただ、簿記2級になると、かなり難しくなったと感じました。

特に苦労したのが、商業簿記の難しい論点です。

連結会計、外貨建取引、税効果会計などは、何度勉強しても簡単には理解できませんでした。

また、工業簿記も全般的に苦労しました。

問題を解いて間違える。

解説を確認する。

もう一度解く。

それでもまた間違える。

そんなことを繰り返しながら勉強していました。

勉強方法は、市販の問題集を使った独学が中心です。

分からないところは、YouTubeの解説動画も利用しました。

問題集を解いていて理解できないところがあれば、動画で別の説明を聞いてみる。

それでも分からなければ、もう一度問題を解いてみる。

特別な勉強方法ではありませんが、自分なりに理解できる方法を探しながら進めていきました。

簿記2級を取得して、経理への異動を希望した

簿記2級を取得した後、経理の仕事をより具体的に考えるようになりました。

資格を取得したからといって、すぐに経理の仕事ができるとは思っていませんでした。

それでも、営業以外の仕事へ移ることを考えたときに、「経理という選択肢がある」と思えるようになったことは大きかったです。

そこで、現在の職場で経理への異動を希望しました。

それまで営業しか経験していなかった自分にとっては、大きな方向転換でした。

そして、その後、実際に経理を担当することになります。

ここで初めて、勉強してきた簿記と実際の仕事がつながっていきました。

もちろん、実務では簿記の教科書通りに進むわけではありません。

会社独自のルールがありますし、会計システムの使い方も覚える必要があります。

勘定科目についても、必ずしも教科書で見てきたものと同じとは限りません。

そのため、簿記2級を持っていても、実務に入ってから分からないことはたくさんありました。

それでも、簿記を勉強していたことで、会計に関する言葉や仕組みを理解するための土台はできていたと思います。


実際に経理を経験して、簿記2級の知識がどのように役立ったのかについては前回記事で触れています。

学生時代に嫌いだった簿記を、まさか仕事で使うとは思わなかった

簿記を勉強していた頃には、まさか自分が実際に経理の仕事をすることになるとは思っていませんでした。

しかも、学生時代にはどちらかといえば嫌いだった簿記です。

それを30代後半になって学び直し、簿記2級を取得しました。

その後、自分から経理への異動を希望し、実際に経理を担当することになりました。

学生時代の自分からすると、かなり意外な流れです。

当時は、簿記を使って仕事をすることなど考えてもいませんでした。

高校時代にスポーツを中心に過ごしていた自分が、何年も経ってから簿記を学び直し、それを仕事で使うことになる。

人生は分からないものだなと思います。

30代後半からの学び直しは、無駄ではなかった

30代後半になると、新しいことを始めることに慎重になることもあると思います。

「今から勉強して意味があるのか」

「もっと若いうちにやっておけばよかった」

そんなことを考えることもあるかもしれません。

私自身、簿記については学生時代にもっと真面目に勉強しておけばよかったと思います。

ただ、30代後半になって学び直したことで、学生時代には分からなかったことが分かるようになりました。

そして、その知識が、営業から別の職種へ移るための一つのきっかけになりました。

もちろん、簿記2級を取っただけですべてが変わったわけではありません。

資格を取った後も、実際の仕事では覚えることがたくさんありました。

それでも、「営業以外にも何かできるかもしれない」と考えるきっかけになったことは確かです。

学生時代に苦手だった簿記でも、大人になってから学び直すことで、違った見え方をすることがあります。

もし今、30代になってから何かを学び直そうと考えているなら、過去に一度やったことのある分野を改めて勉強してみるのも、一つの方法かもしれません。

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