営業から事務に異動して分かった「事務職は楽」というイメージとのギャップ

体験談

営業職から事務職へ異動したいと考えたとき、

「営業よりは楽になるかもしれない」
「少しは落ち着いた働き方ができそう」

そんなイメージを持つ人は少なくないと思います。

実際、私自身も30代後半で営業から事務職へ異動する前、どこかでそう思っていました。

もちろん、「何もせず楽になる」とは考えていませんでしたが、少なくとも営業時代よりは精神的な負担が減るのではないか、という期待はありました。

しかし、実際に異動してみると、そのイメージとは違う現実がありました。

今回は、営業から事務に異動して感じた「事務職は楽」というイメージとのギャップについて書いてみたいと思います。

結論:「楽」ではなく「大変さの種類が違う」

結論から言うと、事務職は決して「楽な仕事」ではありません。

ただ、営業とは大変さの種類が違うだけだと感じています。

営業では、

・数字へのプレッシャー
・取引先対応
・急なクレームや依頼
・目標未達への不安

といった、外向きのストレスが多くありました。

一方で事務職では、

・ミスできないプレッシャー
・細かい確認作業
・締切管理
・社内調整

といった、内向きのプレッシャーが増えました。

異動して最初に感じたのは、「ストレスがなくなった」のではなく、「種類が変わった」ということでした。

営業時代は“分かりやすい大変さ”だった

営業時代は、良くも悪くも大変さが分かりやすい仕事でした。

売上目標がある。
数字で評価される。
結果が見える。

達成できれば達成感がありますし、未達なら悔しさもあります。

プレッシャーはありましたが、「何に苦しんでいるのか」が明確でした。

その分、自分の中で整理しやすかった面もあります。

事務職は“見えにくい大変さ”がある

一方で事務職は、成果が見えにくい仕事です。

問題なく業務が回っていても、それが当たり前。

むしろ、何も起きないことが評価される世界です。

これは、営業から来た自分にとって意外でした。

「今日は何を達成したのか」
「自分は会社にどう貢献できたのか」

そう感じる場面も少なくありませんでした。

最初は、この“見えにくさ”にかなり戸惑いました。

「座っているだけ」の仕事ではなかった

事務職というと、

「デスクに座ってコツコツ仕事をする」

というイメージがありました。

もちろんそれは間違っていません。

ただ、実際にはそれだけではありませんでした。

急な問い合わせ。
社内からの依頼。
突発的な対応。

思っていた以上に「割り込み業務」が多く、落ち着いて作業できない日もあります。

特に総務系の仕事は、想像以上に幅広く、細かい業務が多いと感じました。

「もっと静かな仕事だと思っていた」というのが正直な感想です。

小さなミスが大きな影響になる

営業時代もミスはありましたが、多くは自分でリカバリーできる場面がありました。

しかし事務では、一つの入力ミスや確認漏れが、社内全体に影響することがあります。

例えば、

・申請漏れ
・締切ミス
・数字の入力間違い

こうしたことは、後から修正するのが大変です。

そのため、常に「間違えられない」という緊張感があります。

これは想像以上に神経を使いました。

それでも営業より楽になった部分もある

ここまで読むと、「じゃあ意味がなかったのか」と思うかもしれません。

でも、そうではありません。

実際に、楽になった部分もあります。

例えば、

・数字に追われるプレッシャーがない
・取引先からの急な連絡が減った
・休日や夜間の対応が減った
・基本的に定時で帰りやすい

この部分は、精神的にかなり大きかったです。

営業時代の「常に気が抜けない感じ」は、確実に減りました。

だからこそ、「異動して良かった」と今は思っています。

イメージだけで判断しないことが大切

もし今、営業から事務への異動を考えている人がいるなら、

「楽そうだから」という理由だけで判断するのはおすすめしません。

もちろん、人によっては事務の方が合う場合もあります。

ただ、どんな仕事にも大変さはあります。

大切なのは、

「何がしんどいのか」
「何なら耐えられるのか」

を自分なりに整理することだと思います。

私の場合は、「数字のプレッシャー」よりも、「地道な積み重ね」の方が自分には合っていました。

この違いに気づけたことは、大きかったです。

まとめ

営業から事務に異動して分かったのは、「事務は楽」というより、「大変さの種類が違う」ということでした。

営業には営業の大変さがあり、事務には事務の大変さがあります。

どちらが良い悪いではなく、自分にどちらが合うか。

それを考えることが、キャリアチェンジでは大切だと思います。

もし今、同じように悩んでいる方がいるなら、「楽そう」というイメージだけではなく、その仕事の現実も見ながら判断してみてください。

それが、後悔の少ない選択につながると思います。

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