営業から事務職へ異動したいと思っていた頃の私は、
「とにかく異動できれば何とかなる」
と、どこかで考えていました。
もちろん、簿記の勉強をしたり、上司に相談したり、自分なりに準備はしていたつもりです。
ただ、実際に異動してみると、
「これは先にやっておけばよかった」
「もっと準備しておけば楽だったかもしれない」
と感じることがいくつもありました。
今回は、30代後半で営業から事務職へ異動した私が、今振り返って思う「異動前にやっておけばよかったこと」について書いてみたいと思います。
これから異動やキャリアチェンジを考えている方の参考になれば嬉しいです。
結論:資格だけでは足りなかった
結論から言うと、私は「資格を取れば何とかなる」と少し思っていました。
実際、簿記2級を取得したことで、自分の中ではある程度準備ができた感覚がありました。
もちろん、その資格が異動の後押しになったのは事実です。
ただ、働き始めて感じたのは、
「資格と実務はまったく別物」
ということでした。
知識は大切ですが、それだけでは足りませんでした。
むしろ、もっと日常的な準備をしておけばよかったと感じています。
① 仕事内容をもっと具体的に調べておけばよかった
異動前、私は「事務職」とひとくくりに考えていました。
でも実際には、
・経理
・総務
・人事
・労務
など、仕事内容はかなり幅広いです。
しかも会社によって業務内容は違います。
私の場合、異動後は経理だけではなく、総務や人事に近い業務にも関わることになりました。
その結果、
「思っていた仕事内容と違う」
と感じることもありました。
もう少し具体的に、
「実際にどんな業務をするのか」
を確認しておけば、気持ちの準備ができたと思います。
② PCスキルをもっと磨いておけばよかった
これはかなり感じました。
営業時代もパソコンは使っていましたが、
- メール
- 資料作成
- 簡単なExcel
程度でした。
事務職になると、
- Excelの関数
- データ管理
- システム入力
- 書類作成
など、PCを使う時間が圧倒的に増えます。
特にExcelは、もっと触っておけばよかったと思いました。
高度なスキルまでは必要なくても、
「苦手意識をなくしておく」
だけでも違ったと思います。
③ 周囲にもっと話を聞いておけばよかった
異動前は、自分のことで精一杯でした。
「早く異動したい」
「今の状況を変えたい」
その気持ちが強かったです。
そのため、実際に事務職をしている人に話を聞くことをあまりしませんでした。
今思えば、
- 何が大変か
- どんな一日か
- どんな力が必要か
こうしたことを聞いておけば、ギャップは減ったと思います。
社内に話を聞ける人がいるなら、ぜひ聞いておくべきだと思います。
④ 「最初はできなくて当たり前」と思っておけばよかった
これは一番大きいかもしれません。
異動当初の私は、
「早く慣れなければ」
「迷惑をかけてはいけない」
と強く思っていました。
その結果、自分に必要以上のプレッシャーをかけていました。
でも今振り返ると、未経験なのだからできなくて当然です。
最初から完璧にできる人はいません。
もっと早く、
「最初はできなくて当たり前」
と割り切れていたら、気持ちはかなり楽だったと思います。
⑤ 異動後の“理想”を持ちすぎない方がよかった
異動前の私は、
「営業よりは楽になるかもしれない」
「落ち着いた働き方ができるかもしれない」
と期待していました。
もちろん、楽になった部分もあります。
ただ、それ以上に「別の大変さ」がありました。
このギャップに最初は戸惑いました。
もし当時の自分に言えるなら、
「理想を持ちすぎない方がいい」
と言うと思います。
期待しすぎないことで、現実とのギャップは小さくなります。
それでも準備してよかったこと
ここまで「やっておけばよかったこと」を書きましたが、もちろんやってよかったこともあります。
それは、
- 簿記資格を取ったこと
- 異動希望を自分から伝えたこと
です。
この2つがなければ、今の自分はなかったと思います。
完璧な準備はできなくても、「行動したこと」は間違っていなかったと感じています。
これから異動を考えている人へ
もし今、営業から事務への異動を考えているなら、
「準備不足かもしれない」
と不安になることもあると思います。
でも、すべてを準備してから動くことはできません。
実際にやってみないと分からないことも多いです。
だからこそ、
できる準備はして、
あとは飛び込んでみる。
その姿勢も大切だと思います。
私自身、完璧ではありませんでしたが、結果的にその選択をしてよかったと思っています。
まとめ
営業から事務に異動して思うのは、「資格だけでは足りなかった」ということです。
仕事内容の理解、PCスキル、周囲への相談、そして心の準備。
こうしたことを少し意識しておくだけでも、異動後の負担は減ると思います。
ただ、完璧な準備は必要ありません。
大切なのは、「できる準備をしたうえで、一歩踏み出すこと」。
これからキャリアチェンジを考えている方の参考になれば嬉しいです。


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