営業職から事務職へ異動してから1年以上が経ちました。
振り返ってみると、仕事内容はもちろん大きく変わりました。
覚えることも変わりましたし、求められるスキルも違います。
しかし、今になって思うのは、一番変わったのは仕事内容そのものではなく、自分自身の考え方だったということです。
異動前の私は、営業として結果を出すことを第一に考えていました。
それが悪いことだったとは思いません。
営業として働く以上、売上や成果を意識することは当然だからです。
ただ、事務職へ異動したことで、それまでとは違う視点で仕事を見るようになりました。
今回は、営業から事務へ異動して私の考え方がどのように変わったのかを書いてみたいと思います。
結論:目立つ成果より、組織全体を見るようになった
営業時代は、自分の数字や担当案件が成果として見えやすい仕事でした。
もちろんチームで動くこともありますが、最終的には個人の結果が評価につながる場面も多くあります。
一方で、事務職は少し違います。
自分が頑張ったことが直接数字として見えるわけではありません。
むしろ、
「問題が起きないこと」
「業務が滞りなく進むこと」
が成果になる場面もあります。
最初はこの感覚に戸惑いました。
しかし今では、組織全体がスムーズに動くことの重要性を以前より強く感じています。
自分だけが頑張れば良い仕事ではなかった
営業時代は、自分が努力すれば結果につながる場面が多くありました。
もちろん周囲の協力は必要ですが、最後は自分自身の行動が大きく影響します。
しかし事務職では、自分一人だけで完結する仕事は多くありません。
総務、人事、経理、営業、現場など、多くの人と関わりながら仕事が進んでいきます。
そのため、
「自分が正しい」
ではなく、
「全体としてどうすればうまく回るか」
を考えるようになりました。
これは営業時代にはあまり意識していなかった視点でした。
正確さの価値を理解した
異動して特に感じたのは、正確さの重要性です。
営業ではスピードが求められる場面も多くありました。
多少の修正が後からできるケースもあります。
しかし事務職では、一つの入力ミスや確認漏れが後々大きな影響を与えることがあります。
私自身も異動直後は、会計システムや社内手続きで戸惑うことが多くありました。
その中で学んだのは、
「早く終わらせること」
よりも、
「正しく終わらせること」
の大切さでした。
分からないことを認めるようになった
営業時代にも分からないことはありました。
ただ、長年経験していたため、自分なりに対応できることも多かったと思います。
ところが異動後は違いました。
会計システムの操作。
社内ルール。
行政への提出書類。
聞いたこともない業務。
分からないことだらけでした。
最初は焦りもありました。
しかし、そこで無理に知ったふりをするより、
「分かりませんので教えてください」
と言う方が結果的に早いことを学びました。
これは今でも意識していることです。
小さな積み重ねを見るようになった
営業では結果が比較的分かりやすく見えます。
契約件数。
売上。
目標達成率。
数字で判断されることが多い仕事です。
一方で事務職は違います。
毎日の業務改善。
ミスを減らす工夫。
手順の整理。
こうした小さな積み重ねが重要になります。
派手さはありません。
しかし、長い目で見ると組織全体の効率や安定につながります。
異動後は、そうした目立たない改善にも価値を感じるようになりました。
キャリアに対する考え方も変わった
営業時代の私は、
「今の仕事を続けるか」
「転職するか」
という二択で考えていた時期がありました。
しかし実際には、
社内異動という選択肢もありました。
さらに言えば、
資格取得や学び直しによって可能性を広げる方法もあります。
キャリアは転職だけで変えるものではない。
これは異動を経験した今だからこそ感じることです。
異動して良かったと思う理由
もちろん、異動して苦労したことはたくさんあります。
未経験業務への対応。
新しい知識の習得。
慣れないシステムの操作。
どれも簡単ではありませんでした。
それでも、異動して良かったと思うのは、新しい視点を得られたからです。
営業しか知らなかった頃よりも、会社全体の仕組みが見えるようになりました。
これは大きな財産だと思っています。
まとめ
営業から事務へ異動して、一番変わったのは仕事内容ではなく考え方でした。
- 組織全体を見る視点
- 正確さの重要性
- 分からないことを認める姿勢
- 小さな積み重ねの価値
- キャリアの選択肢に対する考え方
これらは異動を経験したからこそ得られた学びです。
もし今、キャリアチェンジを考えている人がいるなら、仕事内容だけではなく、自分の考え方や価値観がどう変わるかという視点も持ってみると、新しい発見があるかもしれません。


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