営業職から事務職へのキャリアチェンジを考えたとき、
「自分に向いているだろうか」
「やっていけるだろうか」
と不安に感じる人は多いと思います。
私自身も、30代後半で営業から事務職へ異動する際、同じような不安を感じていました。
実際に異動してみると、「向き・不向き」は確かにあると感じます。
ただ、それは単純に「営業ができる人」「事務ができる人」という話ではありません。
今回は、実際に営業から事務へ異動して感じた、「向いている人・向いていない人」の違いについて書いてみたいと思います。
結論:「得意なこと」が変わるだけ
結論から言うと、営業から事務への異動で求められる能力は大きく変わります。
営業では、
・人と話す力
・行動力
・数字への意識
・瞬発力
が重要でした。
一方、事務では、
・正確さ
・継続力
・確認力
・段取り力
が求められます。
つまり、「優秀かどうか」ではなく、「得意分野が違う」ということです。
営業で結果を出していた人でも、最初は戸惑いますし、逆もあると思います。
営業時代は「まず動く」が正解だった
営業時代の私は、「まず動く」ことを大切にしていました。
迷っていても結果は出ないので、とにかく行動する。
多少粗くても、スピードを優先する。
そんな場面が多かったと思います。
もちろん丁寧さも必要ですが、最後は「結果」が評価される世界でした。
その感覚が長く染みついていたので、事務職に来た当初はかなり戸惑いました。
事務では「止まって確認する」が重要だった
事務職に異動して最初に感じたのは、「確認」の重さです。
営業時代は多少の判断ミスがあっても、自分で修正できる場面がありました。
しかし事務では、一つのミスが社内全体に影響することがあります。
例えば、
・数字の入力ミス
・申請漏れ
・締切の見落とし
こうしたミスは、後から取り返すのが大変です。
そのため、「まず動く」よりも、「一度止まって確認する」ことが重要になります。
この切り替えが、最初は難しかったです。
向いている人①:細かい違和感に気づける人
事務職で強い人は、細かい違和感に気づける人だと思います。
「数字が少しおかしい」
「いつもと手順が違う」
「この依頼は確認した方がいいかもしれない」
こうした小さな違和感に気づける人は、ミスを防ぎやすいです。
営業時代は、こうした感覚をあまり使っていませんでした。
むしろ「細かいことを気にしすぎない」方が良い場面もありました。
この違いは大きかったです。
向いている人②:地道な積み重ねが苦にならない人
事務職は、派手な成果が見えにくい仕事です。
毎日同じような業務を、正確に繰り返すことも多いです。
営業のように「契約が取れた」という分かりやすい達成感は少ないかもしれません。
その代わり、
「今日も問題なく終わった」
「ミスなく回せた」
という積み重ねが価値になります。
この感覚を受け入れられるかどうかは、大きいと感じました。
向いていない人=ダメな人ではない
ここは誤解してほしくない部分です。
「向いていない」と感じたとしても、それは能力不足ではありません。
単純に、得意な環境が違うだけです。
実際、私も最初は「向いていないかもしれない」と何度も思いました。
でも、少しずつ慣れていく中で、できることは増えていきました。
最初の違和感だけで判断する必要はないと思います。
営業経験が活きる場面もある
一方で、営業経験が役立つ場面もありました。
例えば、
・他部署との調整
・相手の意図を汲む
・優先順位を判断する
こうした部分では、営業時代の経験が活きています。
最初は「営業経験は無駄だったかもしれない」と思いましたが、今はそうは思いません。
形は違っても、積み重ねた経験はどこかで活きると感じています。
これから異動を考えている人へ
もし今、営業から事務への異動を考えているなら、
「向いているかどうか」だけで判断しないことをおすすめします。
大事なのは、
・何を変えたいのか
・どんな働き方をしたいのか
・何を優先したいのか
を整理することです。
向き不向きは、やってみないと分からない部分もあります。
だからこそ、最初から完璧を求めすぎないことが大切だと思います。
まとめ
営業から事務に異動して感じたのは、求められる能力が大きく違うということでした。
営業ができたから事務もできる、という単純な話ではありません。
ただ、それは「できない」ということではなく、「慣れるまで時間がかかる」ということだと思います。
もし今キャリアチェンジを考えているなら、「向いているか」だけでなく、「どんな働き方をしたいか」という視点でも考えてみてください。
それが、納得感のある選択につながると思います。


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