営業職から事務職へ異動したいと思っている人の中には、
「実際に異動した人は後悔していないのだろうか」
と気になっている方もいるのではないでしょうか。
私自身、30代後半で営業職から管理部門へ異動しました。
異動前は期待もありましたが、それと同じくらい不安もありました。
実際に働いてみると、「思っていた以上に大変だった」と感じることもありました。
一方で、「異動して良かった」と思うこともたくさんあります。
今回は、私が実際に働いて感じた「後悔したこと」と「それでも異動して良かった理由」を率直にお話しします。
結論:後悔はあった。でも、異動したこと自体は後悔していない
最初に結論を書くと、仕事の進め方や戸惑った場面で「大変だな」と思うことはありました。
しかし、「営業職から事務職へ異動しなければ良かった」と思ったことはありません。
それは、新しい仕事を経験できたことだけではなく、自分自身の考え方や働き方が大きく変わったからです。
もちろん、最初から順調だったわけではありません。
振り返ると、特に苦労したことが3つあります。
1. 想像以上に覚えることが多かった
異動前は、「営業とは仕事内容が違う」ということは理解していました。
しかし、実際に働き始めると、その想像を超えるほど覚えることがありました。
社内ルール。
専門用語。
管理部門ならではの仕事の流れ。
さらに、異動当初は経理業務も担当していたため、会計システムの操作や伝票処理など、初めて経験する業務も少なくありませんでした。
「簿記2級を持っているから少しは大丈夫だろう」
そんな気持ちもありましたが、資格と実務はまったく別だということを痛感しました。
2. 成果が見えにくい仕事だった
営業では契約や売上など、自分の成果が数字として見えます。
しかし管理部門では、「問題なく仕事が終わること」が評価につながる場面が多くあります。
最初は、この違いに少し戸惑いました。
「今日は何を達成したのだろう」
そう感じる日もありました。
しかし、仕事を続けるうちに、社員が安心して働ける環境を支えることも大切な役割なのだと理解できるようになりました。
派手さはありませんが、会社にとって欠かせない仕事だと感じています。
3. 「新人」ではあるけれど「新人」ではない難しさ
社内異動には独特の難しさがあります。
同じ会社なので、人間関係はすでにできています。
一方で、仕事内容はまったくの未経験です。
営業では経験があっても、管理部門では新人です。
しかし周囲から見ると、「同じ会社の社員」という印象があるため、一から何も知らないとは思われにくい場面もありました。
このギャップには、最初の頃かなり苦労しました。
それでも異動して良かったと思う理由
苦労したことはたくさんあります。
それでも、異動して良かったと思っています。
一番の理由は、自分の視野が広がったことです。
営業時代は、自分の担当業務を中心に考えることが多かったのですが、管理部門へ異動してからは会社全体の動きを意識するようになりました。
また、営業で培ったコミュニケーション力や相手の立場を考える姿勢が、管理部門でも役立つことに気付けたのも大きな収穫でした。
「営業しか経験していない」と思っていた自分にとって、大きな自信につながりました。
キャリアチェンジに正解はない
異動して感じたのは、どんな選択にも良い面と大変な面があるということです。
営業を続けることにも、事務職へ異動することにも、それぞれの難しさがあります。
だからこそ、「楽そうだから」という理由だけで異動を考えると、ギャップを感じるかもしれません。
一方で、「新しい仕事に挑戦したい」「働き方を変えたい」という気持ちがあるなら、その一歩は決して無駄にはならないと思います。
まとめ
営業職から事務職へ異動して、後悔したと感じる場面は確かにありました。
- 覚えることの多さ
- 成果が見えにくいこと
- 社内異動ならではの難しさ
どれも簡単ではありませんでした。
それでも、異動したこと自体を後悔したことはありません。
新しい知識や経験を得られたこと。
会社全体を見る視点が身についたこと。
そして、営業時代の経験も決して無駄ではなかったと実感できたこと。
これらは、異動したからこそ得られた財産です。
もし今、営業職から事務職へのキャリアチェンジを考えている方がいるなら、不安があるのは自然なことです。
大切なのは、「後悔しない選択」を探すことではなく、自分なりに納得できる準備をして、一歩踏み出すことなのだと思います。


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